冷却塔、ボイラー、復水器などの洗浄工事をうけたまわります。
上記について、課題内容の事例と解決策=洗浄方法をご紹介します。
【課題内容】
冷却塔の冷却能力が落ちていて、水温の低下が目標値まで到達しなく困っているとの相談がありました。状況としては充填材にスケール等のスラッジが堆積していて、冷却ファンを回しても外気を取り込めず、落ちてくる水もスラッジが邪魔となり水滴にならず水温が下がらないと推定されました。
【洗浄方法】
まず、スラッジを採取し、分析室で成分分析を実施しました。成分分析の結果、スラッジの成分は炭酸カルシウムが主成分と判明しました。そこで、化学洗浄でスラッジ成分を除去・軟質化し、その後に高圧洗浄を行いました。今回はスラッジが大量だったので、充填材を取り外してから高圧洗浄を行いました。本洗浄の結果、スラッジの除去に成功し、冷却効率の上昇に成功しました。
【課題内容】
蒸気出口スパージャー(分散管)がスケールで詰まっていて蒸気が出づらくなっている。今までは人の手で一つ一つの細管をドライバーや針を使って削り取っていたが、時間と労力がかかってしまって困っているとの相談でした。
【洗浄方法】
事前にお客様からヒアリングを行い、内部まで薬品を循環させるために洗浄装置を独自で作製しました。本件は当社のダイワノールA-200を使って薬品洗浄を行いました。今までの手作業では届かなかった細管の内部まで薬品を浸透させ、短時間でスケールを除去できました。薬品を循環させるだけなので、労務コストもカットできました。薬品の使用により管内部まで洗浄可能です。
【課題内容】
ボイラーにスケールが付着して熱効率が落ちており、熱効率改善のためスケール除去をしたいが、従来の人為的作業でのスケール除去では時間と労務コストがかかったり、手の届かない場所の除去ができなかったり、除去ムラができてしまいます。水洗浄ではしっかり乾燥させないと腐食が進行してしまう恐れがあり採用が難しい状況です。
【洗浄方法】
特殊な研磨材を圧縮空気でスケールに打ち付け除去するサンドブラスト工事を行いました。サンドブラスト工事は水分を含まない乾式工法ですので腐食の心配がありません。圧縮空気で研磨材を飛ばすので、人為的作業では届かないスケールまで除去できます。人為的作業と比較して短時間で除去できるので、労務コストが少なくて済むというメリットがあります。
水処理技術のパートナーとして、水に関連した問題を一緒に解決します。
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